エブリナイトモーニング セルフライナーノーツ

 このEPの中で、唯一ライブでたくさんやってきた「エブリナイトモーニング」。5月の”Urban life”リリース以降にできた曲で、また自分らが新しいフェイズを見つけたような気がした思い入れのある曲です。

 

 どこかのライブで言ったような気はするけど、梅雨の歌です。朝起きたときの湿気も気温も高いあの嫌な感じとか、そのせいで見たよくわからない夢とか、太陽が雲に隠れているから学校の教室も少し暗くて白熱灯が悪目立ちしているあの感じとか。そこらへんを全部ひっくるめて曲にしました。6月は夏に入りかけてる季節なのに何の特別感もなくて、雨は降っていて、何もないから少し早く感じて、一日一日が流れるように過ぎていく、そんな1ヶ月だなあと思っています。せっかく夢で会えた好きな子に対しても素直になれないし。そんな自堕落で流れるようにただ一日を、ただ朝と夜を繰り返すだけの6月を思って、僕はこの曲に「エブリナイトモーニング」という曲名を付けました。

 

 ギターのサウンドとして、1曲を通してモジュレーションディレイとコーラスを重ねてます。これも自宅で色んな音作りの実験をしていた時に見つけた音で、なんていうか新しい機材を買わなくても、既存の機材の中でセッティング変えたり順番変えたりしてみるのも面白いなあと改めて感じることができました。もちろん新しい機材は永遠に欲しいです、誰か助けて下さい。

 

(2021年10月作成、そこから一部修正)